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- *syntax.txt* For Vim バージョン 8.2. Last change: 2021 Aug 16
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+ *syntax.txt* For Vim バージョン 8.2. Last change: 2021 Nov 20
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VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -1056,32 +1056,45 @@ ChangeLogでは行頭のスペースのハイライトできる。これをオ
1056
1056
1057
1057
CLOJURE *ft-clojure-syntax*
1058
1058
1059
- デフォルト構文グループは、変数 *g:clojure_syntax_keywords* や
1060
- *b:clojure_syntax_keywords* を用いて追加できる。値には構文グループの名前をキー
1061
- とし、値にカスタム識別子の| List | を持つ| Dictionary | を指定する:
1059
+ *g:clojure_syntax_keywords*
1060
+
1061
+ "clojure.core" 内の公開変数のシンタックスハイライトがデフォルトで提供され、
1062
+ しかし追加シンボルを変数 | g:clojure_syntax_keywords | へ追加することでハイライ
1063
+ トできる。値には構文グループの名前をキーとし、値にカスタム識別子のリスト
1064
+ | List | を持つ辞書 | Dictionary | を指定する。
1062
1065
>
1063
1066
let g:clojure_syntax_keywords = {
1064
- \ 'clojureMacro': ["defproject", "defcustom"],
1065
- \ 'clojureFunc': ["string/join", "string/replace"]
1067
+ \ 'clojureMacro': ["defproject", "defcustom"],
1068
+ \ 'clojureFunc': ["string/join", "string/replace"]
1066
1069
\ }
1067
1070
<
1068
1071
有効な構文グループについては、Clojure 構文スクリプトを参照。
1069
1072
1070
- バッファ変数(| buffer-variable | ) *b:clojure_syntax_without_core_keywords* がセッ
1071
- トされると、言語定数と特定のフォームにのみマッチする。
1073
+ そしてまたプラグイン作者が動的にシンボルをハイライトする意図で使用するための
1074
+ バッファローカル版として変数 *b:clojure_syntax_keywords* もある。
1075
+
1076
+ 変数 *b:clojure_syntax_without_core_keywords* への設定で、"clojure.core" の変
1077
+ 数をデフォルトでハイライトしなくなる。これは `(:refer-clojure :only [])` で設
1078
+ 定される名前空間に便利である。
1079
+
1080
+ *g:clojure_fold*
1072
1081
1073
- * g:clojure_fold* を設定するとシンタックスエンジンに基づいた Clojure コードの折
1074
- り畳みが有効化される。複数行に渡るリスト、ベクタ、マップなどを標準の Vim を
1075
- 使って折り畳みできる | fold-commands | 。
1082
+ | g:clojure_fold | を1に設定すると Clojure のコードの折り畳みが有効になる。
1083
+ 標準のVimの折り畳みコマンド | fold-commands | で1行を越える任意のlist, vector,
1084
+ mapを折り畳みできる 。
1076
1085
1077
- このオプションは rainbow-parentheses プラグインのような、角カッコの構文範囲を
1078
- 変更するようなスクリプトを使っているときは機能しない。
1079
1086
1080
- このオプションは初期設定でオフになっている。
1087
+ *g:clojure_discard_macro*
1088
+
1089
+ この変数を1に設定すると Clojure の "Discard マクロ" の基本的なハイライトを有効
1090
+ にする。
1081
1091
>
1082
- " 初期設定
1083
- let g:clojure_fold = 0
1092
+ #_(defn foo [x]
1093
+ (println x))
1084
1094
<
1095
+ Note このオプションでは重なった Discard マクロのハイライトは正しくならない(例
1096
+ `#_#_` )。
1097
+
1085
1098
1086
1099
COBOL *cobol.vim* *ft-cobol-syntax*
1087
1100
@@ -1484,6 +1497,14 @@ FORM用の既定の拡張カラーモードではヘッダー命令とFORMプロ
1484
1497
拡張モードを使うことは、gvimで暗いディスプレイを使用した場合にも利点がある。命
1485
1498
令文は黄色ではなく明るい黄色で表示され、条件文は視認性のため明るい青で表示され
1486
1499
る。
1500
+
1501
+
1502
+ FORTH *forth.vim* *ft-forth-syntax*
1503
+
1504
+ Files matching "*.fs" could be F# or Forth. If the automatic detection
1505
+ doesn't work for you, or you don't edit F# at all, use this in your
1506
+ startup vimrc: >
1507
+ :let filetype_fs = "forth"
1487
1508
1488
1509
1489
1510
FORTRAN *fortran.vim* *ft-fortran-syntax*
@@ -1628,14 +1649,6 @@ FVWM CONFIGURATION FILES *fvwm.vim* *ft-fvwm-syntax*
1628
1649
:au! BufNewFile,BufRead /etc/X11/fvwm2/* let b:fvwm_version = 2 |
1629
1650
\ set filetype=fvwm
1630
1651
1631
- 全ての有効な色の名前をVimにハイライトさせるには、システムの色データベース
1632
- (rgb.txt)の位置を知らせる必要がある。これには変数 "rgb_file" にその場所を設定
1633
- する。色データベースが/usr/X11/lib/X11/にあるとすれば: >
1634
-
1635
- :let rgb_file = "/usr/X11/lib/X11/rgb.txt"
1636
-
1637
- このような内容をファイル.vimrcに追加する。
1638
-
1639
1652
1640
1653
GSP *gsp.vim* *ft-gsp-syntax*
1641
1654
@@ -4649,17 +4662,29 @@ Note: "*/" を含む文字列で行をまたぐものがあると、Cコメン
4649
4662
4650
4663
再帰的な読み込みはされない。つまりカラースキームスクリ
4651
4664
プト中で ":colorscheme" を使うことはできない。
4652
-
4653
- カラースキームをカスタマイズするには異なる名前を使い、
4654
- 例えば "~/.vim/colors/mine.vim"、`:runtime ` を用いてオ
4655
- リジナルのカラースキームを読み込む: >
4665
+
4666
+ カラースキームのカスタマイズには2つの選択肢がある。
4667
+ 特定の色として表われているものを変えるために、カラース
4668
+ キームのロード前にカラー名を再定義できる。
4669
+ desert スキームはカーソルの色として khaki を使う。
4670
+ 同じ色のより暗いバリエーションを使うなら:: >
4671
+
4672
+ let v:colornames['khaki'] = '#bdb76b'
4673
+ colorscheme desert
4674
+ <
4675
+ さらなるカスタマイズとして、| :highlight-link | 連係の変
4676
+ 更や他の名前を使うならば、例えば
4677
+ "~/.vim/colors/mine.vim"、`:runtime ` を用いてオリジナル
4678
+ のカラースキームを読み込む: >
4656
4679
runtime colors/evening.vim
4657
4680
hi Statement ctermfg=Blue guifg=Blue
4658
4681
4659
- < カラースキームが読み込まれる前に、自動コマンドイベント
4660
- | ColorSchemePre | が発生する。カラースキームが読み込ま
4661
- れた後、自動コマンドイベント | ColorScheme | が発生す
4662
- る。カラースキームファイルを書くための情報については次
4682
+ < カラースキームがロードされる前に全デフォルトのカラーリ
4683
+ ストのスクリプト(`colors/lists/ default.vim ` )が実行され
4684
+ | ColorSchemePre | 自動コマンドイベントが起動される。カ
4685
+ ラースキームがロードされたら | ColorScheme | 自動コマン
4686
+ ドイベントが起動される。
4687
+ カラースキームファイルを書くための情報については次
4663
4688
を参照: >
4664
4689
:edit $VIMRUNTIME/colors/README.txt
4665
4690
@@ -4668,6 +4693,7 @@ Note: "*/" を含む文字列で行をまたぐものがあると、Cコメン
4668
4693
:hi[ghlight] {group-name}
4669
4694
1つのハイライトグループを表示する。
4670
4695
4696
+ *highlight-clear*
4671
4697
:hi[ghlight] clear 全てのハイライトをデフォルトに戻す。ユーザーによって加
4672
4698
えられたグループに対するハイライトが全て消去される。
4673
4699
現在の 'background' の値によってデフォルトの色が決ま
@@ -4681,7 +4707,9 @@ Note: "*/" を含む文字列で行をまたぐものがあると、Cコメン
4681
4707
4682
4708
:hi[ghlight] [default] {group-name} {key} ={arg} ..
4683
4709
ハイライトグループを追加する、または既存のグループに対
4684
- する強調を変更する。
4710
+ する強調を変更する。指定された色の名前が認識されない場
4711
+ 合、| 'runtimepath' | 上で見付かる各
4712
+ `colors/lists/ default.vim ` がロードされる。
4685
4713
引数{key} ={arg} については| highlight-args | を参照。
4686
4714
オプショナルな引数[default]については
4687
4715
| :highlight-default | を参照。
@@ -4952,8 +4980,35 @@ guisp={color-name} *highlight-guisp*
4952
4980
"gg" Green値
4953
4981
"bb" Blue値
4954
4982
これらの値は16進であり、範囲は "00" から "ff"。例: >
4955
- :highlight Comment guifg=#11f0c3 guibg=#ff00ff
4983
+ :highlight Comment guifg=#11f0c3 guibg=#ff00ff
4984
+ <
4985
+ If you are authoring a color scheme and use the same hexademical value
4986
+ repeatedly, you can define a name for it in | v:colornames | . For
4987
+ example: >
4988
+
4989
+ # provide a default value for this color but allow the user to
4990
+ # override it.
4991
+ :call extend(v:colornames, {'alt_turquoise': '#11f0c3'}, 'keep')
4992
+ :highlight Comment guifg=alt_turquoise guibg=magenta
4993
+ <
4994
+ If you are using a color scheme that relies on named colors and you
4995
+ would like to adjust the precise appearance of those colors, you can
4996
+ do so by overriding the values in | v:colornames | prior to loading the
4997
+ scheme: >
4998
+
4999
+ let v:colornames['alt_turquoise'] = '#22f0d3'
5000
+ colorscheme alt
5001
+ <
5002
+ If you want to develop a color list that can be relied on by others,
5003
+ it is best to prefix your color names. By convention these color lists
5004
+ are placed in the colors/lists directory. You can see an example in
5005
+ '$VIMRUNTIME/colors/lists/csscolors.vim'. This list would be sourced
5006
+ by a color scheme using: >
5007
+
5008
+ :runtime colors/lists/csscolors.vim
5009
+ :highlight Comment guifg=css_turquoise
4956
5010
<
5011
+
4957
5012
*highlight-groups* *highlight-default*
4958
5013
以下はデフォルトのハイライトグループである。これらのグループはデフォルトでオプ
4959
5014
ション 'highlight' によって使われる。ただしハイライトは 'background' の値に依
@@ -5013,6 +5068,12 @@ LineNrBelow 'relativenumber' オプションが設定されているときのカ
5013
5068
CursorLineNr LineNr と同じだが 'cursorline' が設定され、'cursorlineopt' に
5014
5069
"number" が含まれるか "both" が設定されているときに現在行に使
5015
5070
われる。
5071
+ *hl-CursorLineSign*
5072
+ CursorLineSign SignColumn と同じだが 'cursorline' が設定されたときに現在行に
5073
+ 使われる。
5074
+ *hl-CursorLineFold*
5075
+ CursorLineFold FoldColumn と同じだが 'cursorline' が設定されたときに現在行に
5076
+ 使われる。
5016
5077
*hl-MatchParen*
5017
5078
MatchParen カーソル下の文字、または直後の文字が括弧であるとき、その文字と
5018
5079
対応する括弧に使われる。| pi_paren.txt |
@@ -5225,24 +5286,25 @@ Unixでは~/.vim/after/syntax/syncolor.vimファイルを使うとよい。例:
5225
5286
else
5226
5287
highlight comment ctermfg=green guifg=green
5227
5288
endif
5228
-
5229
- カラースキームを使用すると、ユーザー定義の色が使われるのか、それともカラース
5230
- キームで定義された色が使われるのかわからなくなる場合がある。これはカラースキー
5231
- ムファイルに依存する。| :colorscheme | を参照。
5232
-
5289
+ <
5233
5290
*E679*
5234
5291
このsyncolor.vimが "syntax on" を実行しないこと、また、オプション 'background'
5235
5292
を設定したりコマンド "colorscheme" を実行しないように注意すること。もしこれら
5236
5293
を実行すると無限ループに陥ってしまう。
5237
5294
5295
+ Note カラースキームを使用すると、ユーザー定義の色が使われるのか、それともカラー
5296
+ スキームで定義された色が使われるのかわからなくなる場合がある。これはカラース
5297
+ キームファイルに依存する。| :colorscheme | を参照。
5298
+
5238
5299
*syntax_cmd*
5239
5300
syntax/syncolor.vimファイルが読み込まれると、変数 "syntax_cmd" に次の3つの値の
5240
5301
どれかがセットされる:
5241
- "on" " :syntax on" コマンド。ハイライト色が上書きされるがリンクはそ
5302
+ "on" ` :syntax on` コマンド。ハイライト色が上書きされるがリンクはそ
5242
5303
のまま。
5243
- "enable" ":syntax enable" コマンド。まだハイライトが定義されていないグ
5244
- ループに対して色を定義するだけ。":syntax default" を使うこと。
5245
- "reset" ":syntax reset" コマンドまたはカラースキームを読み込む。全ての
5304
+ "enable" `:syntax enable` コマンド。まだハイライトが定義されていないグ
5305
+ ループに対して色を定義するだけ。`:highlight default` を使うこ
5306
+ と。
5307
+ "reset" `:syntax reset` コマンドまたはカラースキームを読み込む。全ての
5246
5308
色を定義する。
5247
5309
"skip" 色を定義しない。'runtimepath' で前にあるsyncolor.vimファイルが
5248
5310
既にデフォルト設定をセットしているとき、そのデフォルト設定をス
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